4. 「心こそ大切なれ」の思いで

2022・11・12「心こそ大切なれ」の思いで 

2022・11・12「心こそ大切なれ」の思いで 

脳科学博士の篠原菊紀さんの本に、頭がいい子を育てる5つの習慣が紹介されていて、その一つが「手を使って細かい作業をする」でした。その中に、ニンジンを切るのに「ピーラー」と「包丁」の両方を比較すると、「包丁」で切っている時の方が脳の動きは活性化しており、「面倒な作業ほど、脳が活性化する」ことが証明されていました。心を込めた時の脳は、そうでないときよりも活性化しており、「気持ちを込めることが如何に重要か」と記されていました。そこで思い出したのが、小学生の時、そろばんの授業で皆で楽しんだ「新幹線ゲーム」でした。それは、数名でチームを組み、其々に与えられたカード計算の答えを合算して、正解すれば「新大阪駅」から「京都駅」に進めるというものでした。「東京駅」まで進めることのできたチームが勝つというゲームは、「皆で頑張っている」という一体感。「迷惑をかけてはいけない」という責任感。そんな気持ちを込めた作業が「ワクワク」につながっていて、今でも楽しい思い出として記憶に残っています。

子供が幼い頃、「おもちゃは極力、自分で作ろう」と決め、心を込めて作ったおもちゃは、どんなきれいな既成品よりも手に取ってくれた回数が多かったように思います。「心こそ大切なれ」そんな気持ちで子ども一人一人に接していきたいと思います。