2023・6・12 挑戦する心は美しく、その心は伝線する
2023・6・12 挑戦する心は美しく、その心は伝線する
先日、徹子の部屋で、森泉美さんが祖母で世界的デザイナーの森英恵さんについて話をしていました。「祖母は、一切、人の悪口、また自分の人生の大変だったこと、つらかったことを語ることのない人でした。ある時、不思議に思って、どうして、愚痴や不満、また大変だったことさえも口にしないのか?」と聞いたそうです。森英恵さんの答えは「私は、美しいものを作り出すデザイナーだから、美しいもののみをみていくと決めている。ネガティブな言葉は口にしないようにしている」だったそうです。毎日の生活を、自分の生き方を律する覚悟に触れて、何かを生み出す時、人は自身と向き合う覚悟が大切なんだなぁと稀代のデザイナーから教えていただく思いでした。
ある教育者の先輩に話を聞く機会がありました。先輩は、幼少期、全盲の父と下半身不随の母を支えながら育ちました。お父様は、10代の時、何らかの理由で失明をされたのですが、それでもいつも学ぶ姿勢を絶やさなかったそうです。講演会でスピーチをされる時は、テープレコーダーに声を吹き込み、何度も何度も練習をして臨まれていたとのこと。そんなお父様の学ぶ姿勢が、先輩を教育者の道へと導いたとのことでした。
挑戦する心は美しく、その心は伝線するのだと感じます。
先の森英恵さんは、あるインタビュアーの「最高の作品は❓」との質問に、「次の作品です」と答えられています。そんな気持ちで、自分のやるべきこと一つ一つに挑戦できればと思いました。