2022・8・12 母の笑顔は安全基地
2022・8・12 母の笑顔は安全基地
子供がようやく一歳になった頃、自我も芽生え始めた事で、これから始まる親子の新たな戦闘に備え、片っ端から育児書を手に100冊以上読み漁りました。ある本の冒頭に「子育てとは、親子で楽しむ「宝探し」です。」とあり、「戦闘」ではなく「宝探し」なんだと、言葉の使い方一つで気持ちも大きく変わるのだと、先人の知恵に学ぶ事の大切さを実感しました。
その宝探しのプロセスの中で子供が安心して帰ってこれる場所があることが次への宝探しのエネルギーとなり、脳科学者の茂木健一郎氏は、その帰ってこれる場所を「安全基地」と呼んでいました。茂木氏は、0歳～３歳までの間は、子供が何かを訴えてきたら、母親がニコッと微笑み返すことが最良の安全基地と記していましたが、きっといくつになっても母の笑顔は誰にとっても安全基地ではないかと思います。
信頼関係の持てる場所が安全基地だとすれば、私自身がどのような実り豊かなネットワークを構築できているかが私自身の安全基地であり、これが息子へと引き継がれていくのではないかと感じ、子育てとはどこまでいっても、母親としての自分の生き方が問われていると感じています。